nagochan_nel の日記

~40代からのブログ初挑戦! ~ 日常生活の中で感じたことや、勉強中のこと等を書いていきたいと思います。

今週のお題「名作」 ~ テンペスト ~

今週のお題「名作」
学生時代、実家の本棚に置かれていた「テンペスト上・下巻」。表紙が赤くてひときわ目立っていた。
とても気になり手を取り読み始めた記憶から思い出した。

<あらすじ>
誰よりも聡明な少女・真鶴は、女であるというだけで学問を修められないことを不公平に思っていたが、後継ぎと目されていた兄の失踪を機に宦官「孫 寧温(ソン ネイオン)」と名乗り、性を偽って男として生きていくことを誓う。

科挙に合格した寧温は、王府の役人として、降りかかる難題を次々と解決し、最速の出世を遂げていく。
そんな寧温は数々の敵に阻まれ、遂に八重山に謀反人として流刑される。寧温は真鶴に戻り、九死に一生を得るが、その類稀なる美貌と才覚を見初められ、自分の意思とは裏腹に王の側室として王宮へ返り咲くことになる。

平穏な生活はペリーの来航により急を告げる。外交に長けた人物として、八重山にいると思われた孫 寧温に対して王府へ戻るよう王命が下り、真鶴は昼間は宦官:孫 寧温として、夜は側室:真鶴として一人二役をこなすことになる。~Wikipedia~より

読み始めると止まらなくなり、あっという間に1冊を読んだ記憶を思い出した。

 この小説は琉球国が舞台となっており、わたしも沖縄人として歴史に興味を持ちつつ、とても引き込まれる内容だった。

 小説の中に「聞得大君(きこえおおきみ)」という琉球信仰におけるトップの神女が出てくるシーンがあるが、沖縄では家族の病気や不治の病などがあると「ユタ半分、医者半分」という言葉があるように、信仰を重んじる風習があり、ユタやノロのような占い師が現在も存在しており、その方々のトップに君臨するのが「聞得大君」だとこの小説で始めて知った。

また、この小説はドラマ化もされており、主演が「仲間由紀恵」さんで、ほかにも「GACKT」さんなど沖縄出身の方々も多数出演していて、大変見応えのあるドラマだった。

 久しぶりにまた読み返そうと思う。